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チャン・グンソク 新曲次々、シンガーで新たな魅力

NIKKEI STYLE 10/18(火) 7:47配信

 韓国音楽のファン層が10代に広がる現在において、新人歌手だけでなく、経験豊富なアーティストたちも、幅広いファン層に楽しんでもらえるように新しいスタイルの楽曲に挑戦している。その代表格となるソロ歌手が、今年29歳のチャン・グンソクだ。
 2008年10月にNHK総合で放送された時代劇『ファン・ジニ』の若き貴族役や、10年7月にフジテレビで放送された『美男ですね(イケメンですね)』で演じた主人公のバンドマンなど、数々の美少年役で、日本でもその名を全国区にしたチャン・グンソク。一方、11年に発売した日本デビューシングル『Let me cry』は20万枚超のヒットを記録した。そんな実績を持つ彼が、16年5月に、ポニーキャニオンからユニバーサル ミュージックに移籍し、新しいJ-POPに挑戦している。
 2016年の7月には国立代々木競技場第一体育館と大阪城ホールでそれぞれ2日ずつライブを実施。チケットは即時完売し、「東京、大阪で計4万人のファンを集客する本格派シンガーであり、今後、京セラや東京ドーム公演も視野に入る逸材」(ユニバーサル ミュージック EMI Records 第一制作部部長の阿部誠氏、以下同)と期待を集める。
 8月から3カ月連続でシングルをリリース中の彼は、これまでもバラードからEDM系まで幅広く歌ってきたが、移籍は、「海外に広いネットワークを持つユニバーサルから“本物のJ-POP”をテーマに、新しいジャンルの音楽を発信していくため」という。

■3カ月連続で新曲リリース

 8月に発売した第1弾シングル『Darling Darling/渇いたKiss』は、彼を圧倒的に支持する女性層をメインターゲットに、恋する女性の気持ちを代弁した彼として初めての“女性詩(うた)”だ。続いて、9月14日発売の第2弾『Endless Summer/Going Crazy』では、今度は男性の目線で恋焦がれる気持ちを歌う。
 「俳優では役柄を演じているが、歌では“素”を貫くのがチャン・グンソクのコンセプト」と阿部氏。素の姿をファンに伝える上で、強い武器となっているのが、圧倒的な日本語の語学力とそのMCのセンスだろう。“アジアンプリンス”と呼ばれ、海外に広く活動の場を持つ彼は、母国語はもちろん、英語、日本語、中国語を自在に操る。言葉ができるだけでなく、観客を日本語で笑わせ、2時間以上のライブを1人で回す話術がある。丁寧語だけでなく、時にやんちゃな言葉遣いを混ぜて、ギャップで笑わせることができる。それで生きてくるのが、彼にファンが期待する“ドS”な側面だ。
 ライブが始まり、冒頭の数曲が終わる。MCのタイミングが来て、観客が座ろうとすると、「まだ座るなよ」と茶目っ気たっぷりに意地悪く言う。そして会場はドッと沸く。さらに「お前ら、これ(こういう態度をして)ほしいんだろ」とたたみかければ、もうファンの視線は舞台上に釘付けだ。また、歌の後に、「この歌、どうだった? コンセプトは…」と、すぐ次の歌に行かず、MCでフォローも入れ、歌への思いをきちんと伝える。「このMCフォローが日本語でできる韓国の男性ソロ歌手は彼しかいない」と阿部氏は語る。

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最終更新:10/24(月) 7:47

NIKKEI STYLE

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