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阿川佐和子氏 「七光りには少なからず感謝している」

NEWS ポストセブン 10/18(火) 7:00配信

 何かと世間を騒がせることも多い有名人の“2世”。親が甘やかした結果なのでは? などといわれることもあるが、そればかりではない。あまりにも厳しく理不尽すぎた阿川佐和子さん(62才)の「強父」が注目を集めている──。

 阿川さんの父は、昨年亡くなった作家の阿川弘之さん(享年94)。父との思い出を綴った『強父論』(文藝春秋)が、ベストセラーになっている。

「2世問題に関しては、私はノーコメントです。各家庭によって違うし、有名人の子供だから問題を起こしがちかどうかも、わからない。だいいちお小遣いを月50万円貰っていたのを批判しても、じゃあ5000円なら立派に育つのかとなると、そうとは限らないでしょ?」(阿川さん・以下「」内同)

 そう語る阿川さんは、お年玉すらもらっていなかった。

「遠い親戚のお孫さんにはあげるくせに、私にはくれなかった。ただ、父が私にくれた『七光り』には少なからず感謝しています。だって、どこの馬の骨かわからない者に『原稿を書きませんか?』とは言わないでしょう。近所のお父さんが亡くなったからって本が出るわけじゃない(笑い)。

 もちろん、最初に『七光りについてどう思いますか?』と聞かれた時は悔しくて、『もっと光を』なんて言ってましたが。しかも、仕事を始めた時は、早く父のような性格じゃない人のもとに嫁ぐつもりだったから、この七光りの仕事は仮の姿だと思ってました(笑い)」

「早く嫁に行け」――これも父の口癖だったという。しかし、今はそれも変わりつつある。いつまでも娘をそばに置いておきたい父親は、子供の結婚に反対し、たとえ結婚しても、離婚も大歓迎。それゆえ恋愛の回数ばかりが増えていく。

「例えば“操(みさお)”なんて死語ですよね? 昔は守るものだと教えられてきたけれど、今では『操って何?』と言われちゃいそう。お金の話は外でしないとか、電車の中で化粧はしないとか、“恥ずかしい”“隠すべき”ところがすべて“平気”になりつつあります。羞恥心や恐れがなくなって、すべてが“ガラス張り”の社会って、なんだかつまらない、そう思いませんか?」

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最終更新:10/18(火) 7:00

NEWS ポストセブン

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