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至極の野外レストラン「DINING OUT ARITA& with LEXUS」   唐津・名護屋城で料理と器の競演

オーヴォ 10/18(火) 16:34配信

 「食」を通じて地域の自然や伝統文化、歴史を体感する野外レストラン「DINING OUT ARITA& with LEXUS」が、10月8日から10日の3日間限定で佐賀県唐津市で開催された。

 2012年に新潟県佐渡市から始まったDINING OUTは今回で9回目の開催になる。世界を舞台に活躍するシェフと時代をけん引するクリエーターが、その地域の食材を使った料理と共に、自然、伝統文化、歴史を見つめ直し、新たな日本のたのしみ方を提案している。佐賀県では昨年9月に続き2度目。

 ▽秀吉の夢の跡



 今回の舞台は佐賀県唐津市名護屋城跡。ここは豊臣秀吉が朝鮮半島に出兵(文禄・慶長の役)した際に拠点となった場所で、1591年に築城された。今では廃城となり建造物は残っていないが、天守台からは遥かに対馬を望む。国の特別史跡に指定され、2006年、日本100名城にも選ばれた景勝地だ。

 DINING OUTの野外レストランは、当時武将たちが乗馬訓練で利用した「馬場」に設営された。幅15m、奥行き100mの会場には、地元唐津の陶芸家・中里太郎右衛門の唐津焼の壺を配置、ライトアップされた石垣や木々と相まって幻想的な空間を作り出す。



 ▽テーマは「Re-spect(リ・スペクト)」



 ことしは有田焼創業400年にあたる。1616年、有田で磁石が発見され日本で初めて磁器が作られたといわれるが、その製造技術の基礎は大陸から唐津に伝わったとされる。有田焼400年の歴史を見つめ直し、その伝統に敬意を払う意味を込めて、地元の13人の陶芸家が今回提供される料理のコンセプトに合わせて器を作り上げた。

 ▽料理と器のコラボレーション



 今回DINING OUTのシェフを任されたのは、フランス・パリの老舗レストラン「CLOWN BAR」で活躍する渥美創太氏。世界の料理関係者が注目する新進気鋭の逸材だ。唐津入り後に食材を吟味し、創作したシェフ渾身のオリジナル料理は次の12品。

 レンコンのガレット、クエセビーチェ、豆乳のフラン、イソギンチャクとツガニのビスク、イチジクと鰻、桐岡ナス、イノシシの煮込み、トピナンブールのコンソメ、ソール八丁味噌、黒リゾット、香るブドウ、モンブラン

 一品ごとにホスト役のコラムニスト・中村孝則氏とクリエイティブプロデューサー・丸若裕俊氏から料理と器について丁寧な解説があり、渥美シェフと陶芸家のコラボレーションの奥深さに驚嘆させられる。

 料理には、日本を代表するソムリエ・大越基裕氏がセレクトしたワインや日本酒、ジュースがペアリングされ、渥美シェフの料理の素晴らしさを存分に引き立てる。

 料理、器、酒、演出と、その全てが何れも完璧。かつ計算し尽くされた組み合わせの妙に感動を覚え、「至極の野外レストラン」との評判にも納得する。



 ▽レクサスで松原を疾走



 翌日はオフィシャルパートナー「LEXUS」による試乗体験会が開催された。玄界灘を望む海岸線や棚田が広がる農村風景のほか、日本三大松原のひとつ「虹の松原」がコースに設定されている。100万本ともいわれる黒松が幅500m、長さ5kmに渡って群生する。松のトンネルをLEXUSで疾走すれば、唐津を存分に堪能できる。

 ▽次回の開催地は?



 DINING OUTを主催する(株)ONESTORY・大類知樹社長に10回目にかける意気込みを聞いた。「特別な思いがあり、ロケハンを実施中。複数の候補地からオファーがあるが、開催地決定の決め手は地元の自治体やスタッフの熱量です」。

「食」を軸に自然や伝統文化、歴史を再発見し、地域の価値創造を実現するDINING OUT。今回のイベントには地元スタッフ約120人が、調理や配膳などでボランティア参加した。一流シェフや時代の最先端を走るクリエーターとひとつのイベントを作り上げることで、スタッフが地域の魅力を再認識し、土地に誇りを持つことに繋がる。

「DINING OUT ARITA& with LEXUS」で唐津の「熱量」がさらに高まったのを感じた。次は日本の何処が熱くなるのか。至極な野外レストランの開店が待ち遠しい。

最終更新:10/25(火) 16:03

オーヴォ