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【MLB】前田、リーグ優勝決定シリーズ第5戦でリベンジか? ポイントは立ち上がり

ベースボールチャンネル 10/18(火) 6:50配信

勝負所で結果が出ていない前田

 前田健太(ドジャース)はまだ、ポストシーズンでチームに白星をもたらすことができていない。ワシントン・ナショナルズを相手に投げた地区シリーズ第3戦は3回4失点、シカゴ・カブスとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦は4回3失点。2登板目は味方打線が同点に追いつき、最初の登板と違って前田自身に黒星はつかなかったが、ロサンゼルス・ドジャースはこの試合も敗れた。

 リーグ優勝決定シリーズ第2戦は1対0でドジャースが勝利を収め、対戦成績を1勝1敗とした。前田は第5戦(日本時間10月21日午前9時開始)に再び登板する可能性が高い。

 レギュラーシーズン最後の2登板を含め、前田はここ4試合とも5回を投げることができず、その間の防御率は9.88に達する。ただ、リーグ優勝決定シリーズ第1戦は、最初の2イニングに3点を失ったものの、続く2イニングは無失点に抑えた。ポストシーズンでなければ、代打を送られることなく投げ続け、クオリティ・スタートを記録していたかもしれない。

 第5戦で前田に求められるのは、スムースな立ち上がりだろう。開幕から29登板目まで、最初の2イニングで2失点以上の試合は3度しかなかった。それに対し、30登板目以降の5登板(ポストシーズンを含む)では4度を数える。

 カブスの打順は1番から3番まで、ポストシーズンの6試合とも変わっておらず、デクスター・ファウラー、クリス・ブライアント、アンソニー・リゾーの3人が並ぶ。その後ろの4番には、地区シリーズ第3戦を除き、ベン・ゾブリストが座る。

 前田は第1戦で、ファウラーにヒット、ブライアントに二塁打を打たれ、わずか8球で先制点を取られた。4人のうち、リゾーはポストシーズンで23打数1安打(3四球)と大不振ながら、彼らのレギュラーシーズンの出塁率は揃って.380を超えており、前田にとってはこの1~4番が最初の関門となる。

バイエズ対策も不可欠

 さらに、6番か7番を打つハビア・バイエズも、乗りに乗っているだけに警戒を要する。バイエズの活躍は、ポストシーズン6試合で23打数9安打(打率.391)、1本塁打、3打点(2試合の決勝点)という成績にとどまらない。リーグ優勝決定シリーズ第1戦で前田から放ったタイムリー二塁打は、打ち取られたフライが野手の間に落ちる「幸運」と抜け目なく二塁を陥れた「判断の良さ」が合わさっていた。その後、三塁走者となったバイエズは、三本間に挟まれかけらながら本盗も決めた。

 続く第2戦でも、バイエズの快進撃は止まっていない。打席では5回に、それまで14人全員をアウトにしてきたクレイトン・カーショウからヒットを打った。二塁の守備では6回に、ソフトライナーをワンバウンドさせてから捕って併殺の起点となり、1死一、二塁のピンチを救った。

 来たる第5戦は、前田がこれまでに投げたポストシーズン2試合以上の大きな意味を持つ。

 3勝1敗で迎え、勝ってドジャースを1988年以来28年ぶりのワールドシリーズに導くのか。1勝3敗から、カブスが1945年以来71年ぶりのワールドシリーズ進出を果たすのを食い止めるのか。あるいは2勝2敗で臨み、ワールドシリーズに王手をかけるのか、かけられるのか。

 ドジャースがワールドシリーズに進めば、前田は2014年の青木宣親(当時ロイヤルズ/現マリナーズ)以来の日本人選手となる。ワールドシリーズ優勝を飾れば、2013年の上原浩治と田澤純一(ともにレッドソックス)以来だ。

 ちなみに、ドジャースが最後にワールドシリーズを戦った1988年は、前田が生まれた年でもある。そのワールドシリーズにおいて、ドジャースは4勝1敗でアスレチックスを下し、ワールドチャンピオンに輝いた。


宇根夏樹

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:10/18(火) 6:50

ベースボールチャンネル

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