ここから本文です

CSでMVPを獲得した選手は日本シリーズでも活躍できるか?

ベースボールチャンネル 10/18(火) 8:00配信

広島・田中広輔、日本ハム中田翔がMVP

 日本シリーズ出場をかけた熱い戦いが終わった。セパのクライマックスシリーズ・ファイナルステージは、広島東洋カープと北海道日本ハムファイターズが勝利し、22日から日本一を目指して両チームが激突する。

 広島は1番を打つ田中広輔がファイナルシリーズ4試合で12打数10安打、打率.833と驚異的な数字を残し、MVPを受賞。出塁率も.882とリードオフマンとしての役割を十二分に発揮し、チームを25年ぶりの日本シリーズへと導く大活躍を見せた。

 日本ハムは4番に座る中田翔がファイナルシリーズ5試合で2本塁打を含む18打数6安打、打率.333でMVP。大舞台で勝負強さを発揮した。

 田中や中田のようにCSで好成績を残した選手は、その先の日本シリーズでどんな活躍を残しているのだろうか。過去にCSファイナルステージでMVPを獲得した選手は以下の通りとなっている。

◆過去のクライマックスシリーズファイナルのMVP(07、08、09は第2ステージ)
※セリーグは08年から選出

セリーグ
08年 ラミレス(巨人)
09年 脇谷亮太(巨人)
10年 和田一浩(中日)
11年 吉見一起(中日)
12年 石井義人(巨人)
13年 菅野智之(巨人)
14年 呉昇桓(阪神)
15年 川端慎吾(ヤクルト)
16年 田中広輔(広島)

パリーグ
07年 ダルビッシュ有(日本ハム)
08年 涌井秀章(西武)
09年 スレッジ(日本ハム)
10年 成瀬善久(ロッテ)
11年 内川聖一(ソフトバンク)
12年 糸井嘉男(日本ハム)
13年 田中将大(楽天)
14年 吉村裕基(ソフトバンク)
15年 内川聖一(ソフトバンク)
16年 中田翔(日本ハム)

過去、田中将大や和田一浩は日本シリーズでも活躍

 CSでMVPを獲得した勢いそのままに日本シリーズでも活躍した選手として、13年の楽天・田中将大(現ヤンキース)がいる。田中はロッテとのファイナルシリーズ第1戦で9回7安打無失点、9奪三振の快投。120球を投げ完封勝利を挙げた。さらに、第4戦の9回には中3日でリリーフとしてマウンドに上がり、レギュラーシーズンの優勝決定試合に続き、2回目の胴上げ投手となった。

 田中は、巨人との日本シリーズでも第2戦に登板して9回3安打1失点で完投勝利。2ケタの12三振を奪った。しかし、第6戦では7三振を奪いながら4失点を献上し敗戦投手に。雪辱を期すため臨んだ翌日の第7戦では9回にリリーフ登板し2奪三振。プロ入りして初めて連投した田中は今季3回目の胴上げ投手となり、楽天を球団創設初の日本一に導いた。

 10年の中日・和田一浩は、巨人とのファイナルシリーズ第4戦の9回、左越えのサヨナラ適時打でMVP。日本シリーズでも7試合で打率.414(29打数12安打)1本塁打6打点を挙げた。チームは日本一を逃したが、和田は敢闘選手賞を受賞している。

 ソフトバンク内川は唯一2度CSでMVPを獲得している選手だ。11年は西武とのCSファイナル3試合で打率.455をマーク。同年の日本シリーズでは第6戦と第7戦で適時打を放ち特別賞を受賞している。

 15年はロッテとのCSファイナル3試合で12打数5安打、打率.417、4打点。第1戦でのサヨナラ適時打に続き、第2戦では勝ち越し打を放つ活躍。日本シリーズ出場を決めた第3戦では先制打を打ち、CS史上初の3試合連続の勝利打点を挙げた。

 まさに“シリーズ男”の内川だが、第1戦の守備の際にファウルグラウンドのフェンスに衝突し、左肋骨(ろっこつ)を骨折。全治3週間の怪我を負ってしまう。CS期間中は痛みに耐えてプレーしていたが、内川はその後の日本シリーズ全試合を欠場。本人にとっては悔しい結果となってしまった。

 CSで活躍したものの、日本シリーズで結果を残せなかったのがヤクルトの川端慎吾だ。15年に首位打者と最多安打のタイトルを獲得し、巨人とのCSファイナルでも4試合で15打数7安打、打率.467と恐怖の2番打者として活躍。しかし、日本シリーズに入ると強力ソフトバンク投手陣に抑えられ、5試合で18打数3安打、打率.167と本来の力を発揮できず、チームも14年ぶりの日本一を逃した。

セパの頂点に登りつめた広島と日本ハムは、日本シリーズでは初めての顔合わせとなる。CSでMVPを獲得した田中と中田は頂上決戦でも好調を維持できるか。2人の活躍が日本一の行方を左右する。

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:10/18(火) 8:00

ベースボールチャンネル