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「ユーチューバーになりたい」子どもの夢に潜む危険 成功の裏でトラブル多発も

オトナンサー 10/18(火) 17:00配信

 動画共有サイト「YouTube」にユニークな動画を投稿して、広告収入を稼ぐ「ユーチューバー」が脚光を浴びています。

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 大阪府内の小学校が「4年生男子の将来の夢」を調査した結果、サッカー選手や医者に続いてユーチューバーがランクインした、とのニュースも話題になりました。もし自分の子どもが突然、ユーチューバーになりたいと夢を語り出したら、親としてはどんなことに注意すべきでしょうか。

 オトナンサー編集部では、近著に「子どもとスマホ おとなの知らない子どもの現実」(花伝社)がある、ジャーナリストの石川結貴さんに話を聞きました。

 子どもの夢は壊したくないけれども、トラブルに巻き込まれるのは心配という親御さん必読です。

1億円稼ぐ“スター”はひと握り

 石川さんは、「お子さんと一緒にユーチューバーに関する情報を集めてみましょう」と提案します。1億円を稼ぐ“スター”もいますが、それはひと握り。「そもそも『売れる動画』を作るために、彼らは信じられない努力と工夫をしています」。

 しかし、子どもがそうした現実を知っていることは「まれ」。結果として陥りがちなのが「過激な動画だったら見てくれるだろう」という発想だそうです。発火した花火を友人の服の中に入れるなど、「いたずらをはるかに超えたとんでもない投稿をして逮捕・補導される子どももいます」。

 石川さんによると、子どもが自分の部屋で動画を撮影する際に、最も気を付けなければならないのが「個人情報の漏えい」。部屋の窓の外に見える看板や、部屋の隅にある学校の制服などから個人が特定され、ネット上に拡散する可能性があるといいます。

大切なのは「客観的情報へのアクセス」

 石川さんは続けます。「YouTubeのような動画コンテンツは日々、多様化しており、VR(バーチャルリアリティー)のような新しい技術も次々と出てきます。ユーチューバーにバラ色の未来が待っているわけではありません」。

 そうした現実はネットで調べればすぐにわかることで、「子ども自身に現実を知らせることが大切です。子どもはネットやYouTubeの良い側面しか見ていません。親御さんはお子さんに対して、客観的な情報にアクセスさせるよう、しっかり教育しましょう」。

 ただし、親が「良い側面」を知らずに子どもを一方的に叱るのは逆効果。「自分が何を言っても親は理解してくれない、それならば内緒で投稿してしまおう」ということになりかねないといいます。

 ちなみに石川さんによると、ユーチューバーになりたい子どもより心配なのが「安易な自撮り投稿をする子ども」。下着写真やキスをする写真、そうした写真を平気で投稿する中高生が多いといいます。

 傍観するのではなく、自分の子どもに積極的に関与することが求められているのかもしれません。

オトナンサー編集部

最終更新:10/18(火) 18:59

オトナンサー

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