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期待どおりの凱旋V。松山英樹の「別次元」に石川遼、池田勇太も脱帽

webスポルティーバ 10/18(火) 11:50配信

 81回の歴史がある日本オープン(10月13日~16日/埼玉県・狭山GC)の優勝者は、やはり、アメリカ帰りの松山英樹だった。

【写真】予選ラウンドを松山と同組で回った同い年の石川遼

 狭いフェアウェーに深いラフ、トリッキーなピンポジションに設定された難コースで、松山は2位に3打差をつけて、通算5アンダーで自身初のメジャータイトルを手にした。国内通算7勝目(※アマチュア時代も含む)であり、松山にとっては2月の米ツアー、フェニックスオープンに続く勝利となった。

 松山は優勝直後のスピーチで、1万人を超えるギャラリーの前で堂々と、アマチュア時代から変わらぬ目標を口にした。

「お客さんを湧かせるようなゴルフができればなと思って戦いました。自分の目標は(海外の)4大メジャーで勝つことなんで、それに向けてしっかり練習していきたい」

 ギャラリーの”目”も意識しながらプレーし、勝利を手にすれば、さらに壮大な夢を大ギャラリーの前で口にする。こういったプロらしい立ち居振る舞いも、すでに米ツアーに挑んで4シーズン目を迎える松山の、大きく成長した点だろう。

 そして記者会見では、あくまでこの勝利が「通過点」であることを強調した。

「僕は別にここを目標にはしていないですし、これは通過点だと思ってしっかりしないと。(2位に4打差をつけて迎えた最終18番の)最後の(パー)パットを決めないと、絶対に向こうでは勝てない」

 世界ランク6位のアダム・スコットとともに、予選ラウンドを松山と同組で回った同い年の石川遼は、3オーバーの9位タイから最終日をスタートしたが、スコアを伸ばせず7位タイにとどまった。

「自分の中では1アンダーが優勝のラインだと思っていて、イーブンまで戻せれば(勝負の行方が)わからないと思っていたんですけど……、(4アンダーでスタートした)ヒデキに落とす雰囲気はなかった。さすがだな、と思います」

 想定を大きく上回る松山の最終スコアに、石川も脱帽するだけだった。また、最終組で松山と一緒に回った東北福祉大の先輩でもある池田勇太。今大会を2位タイで終え、国内賞金ランキングのトップに立った彼もまた、こう振り返った。

「(松山は)距離も出ていたし、アイアンも自分とはひと番手違いました。自分がもうワンランク上にいくにはこの差なんだな、と一緒に回りながら思いました。後輩ですけど、いい勉強になりました」

 国内のライバルも力の差を認める松山の圧勝劇であったが、松山はいつものように自身のプレーにはまるで納得していない様子だった。この日は第1打がフェアウェーを外すことが多く、フェアウェーキープ率は21.43%。精度の高いアイアンショットと、アメリカで磨いたショートゲームが、日本での戦いを救った。

「フェアウェーにはほとんどいかなかったですし、パッティングもあまりよくなかったんですけど……、アメリカでいろんな芝を経験していることがアプローチなんかに生きたとは思います」

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最終更新:10/18(火) 11:50

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