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まさかのダブル転倒で決着。 マルケスが3度目のMotoGP王者に

webスポルティーバ 10/18(火) 14:20配信

 レース終盤のラスト5周目まで、まさかここツインリンクもてぎでチャンピオンが決まるとは誰も予想をしていなかった。2016年MotoGP年間総合優勝を達成したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)自身も、「最後の5~6周目になるまでは、『次のオーストラリアで7位か8位に入ればチャンピオンを獲得できるな』と考えながら走っていた」と、正直な感想を述べた。

【写真】激しいバトルを繰り広げたホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ MotoGP)

 状況が一変したのは、全24周のレースの20周目にホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ MotoGP)がV字コーナーで転倒したときだ。だが、さらにその13周前、7周目にバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ MotoGP)がヘアピンで転倒したときからすでに、この劇的な展開は大きく動き始めていた。

 10月16日の第15戦・日本GP決勝レースを前に、チャンピオン争いで首位に立つマルケスとランキング2番手につけるロッシのポイント差は52点。そして、ロッシとロレンソの差は14点。シーズン4戦を残して、マルケスのタイトル獲得はほぼ確実な状況だったが、日本GPで王座を確定させるためには、マルケスはレース終了後にロッシとロレンソに対して、それぞれ合計76ポイント差を開いている必要があった。これはあくまで計算上の想定だが、たとえば残りの4戦全部でロッシが優勝し、マルケスがそのうち3戦を転倒ノーポイントで終われば、ロッシが逆転チャンピオンを獲得することもあり得るのだ。

 もちろん、実際上の可能性として考えれば、マルケスが3戦で転倒することはまずあり得ない。だが、それと同様なくらい、第15戦終了時に76ポイント差が開くことは非現実的な想定にも思えた。というのも、この76点差をつけるためには、日本GPでマルケスとロッシの間に24点の差が発生しなければならないからだ。これは、マルケスが優勝して、ロッシが15位かそれ以下で終わる、ということを意味する。

 しかも、ランキング3番手につけるロレンソとのポイント差でも同様に76ポイントを開いておくためには、マルケスが優勝し、ロッシとロレンソがともに転倒するような事態にでもならないかぎり、およそあり得ない。マルケスも、チャンピオン獲得のプレッシャーや緊張感を感じずに、日曜の朝を迎えたという。

「朝はいつもどおりに起床して、いつもと同じ時間にトイレに行った。緊張しているときはトイレに行く回数も増えるけど、いつもとまったく同じだった」と、笑いながら振り返った。

 レース序盤にマルケスはロッシ、ロレンソと激しいバトルを繰り広げて4周目にトップに立つと、ふたりとの距離を少しずつ開き始めた。ロッシの転倒をサインボードで知ったときは、「よし、優勝を狙おう」と考え、さらに終盤にロレンソの転倒を知った際には、「その周回では何度もシフトミスをして、どこのサーキットにいるのかもわからなくなった」という。

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最終更新:10/18(火) 16:49

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