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ユナイテッド、「ボール支配率35%」の衝撃 敵地リバプール戦で史上最低の数字を記録

Football ZONE web 10/18(火) 12:00配信

スカイ・スポーツによると、2003年の記録開始からユナイテッド最低の数字に

 マンチェスター・ユナイテッドは、17日の敵地リバプール戦で2003年シーズン以降最低となるボール支配率35%を記録したが、ジョゼ・モウリーニョ監督は「試合をコントロールしたのは我々だ!」と主張している。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」で試合後に語った。

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 敵地アンフィールドでユナイテッド攻撃陣は機能しなかった。FWズラタン・イブラヒモビッチは後半9分、MFポール・ポグバからのピンポイントパスをヘディングシュートするもシュートは枠外へ。一方の守備では、スペイン代表GKダビド・デ・ヘアが随所にスーパーセーブを披露し、勝ち点1を辛くももぎ取る形となった。

 だが、スペシャル・ワンは試合後に強気だった。「我々と彼らにとても難しい試合だった。だが、我々よりも彼らにとってより困難な試合だった。我々は長い間、試合をコントロールした。出だしも素晴らしかった。前半は完全に支配した。ダビドは後半に二度最高のセーブをしたが、試合の流れとは乖離したものだった」

 リバプール相手に守備的な試合を演じながらも、モウリーニョ監督は「我々は戦術的に試合を完全に支配しただけではなく、感情的にもコントロールした。スタジアムの雰囲気に影響される可能性もあった。観衆は常に落胆を示していたが、それは彼らが楽勝を待っていたからだ。そうはならなかった」と語った。

 ボール支配率35%という数字は、スカイ・スポーツによると2003年の記録開始からユナイテッド最低の数字だという。枠内シュート1本だが、1対1の競り合いの勝率は60%と局面では個々が踏ん張りを見せた。

リバプール戦では完全にボール支配を放棄

「これは我々のプラン通りだ。ボールを保持することで試合を支配したくなかった。我々は相手が、バイリーとスモーリングからフェライニ、エレーラへの最初のパスにプレスをかけたい事を知っていた。相手が8番役の2人でプレスをかけてくることも分かっていた」

 名将ユルゲン・クロップの得意とする前線からハイプレッシャーをかける「ゲーゲンプレス」への対策を講じていたという。

「彼らがボールを失った時には強烈な切り替えをしてくると分かっていた。また相手もゴールが難しい事は分かっていた。勝つためにゴールを奪おうとした。前後半も力強いスタートをしたかったが、彼らは良いチームだった」

 昨季までルイス・ファン・ハール前監督の下でポゼッション至上主義を体現したユナイテッドは、今回のリバプール戦では完全にボール支配を放棄していた。サポーターは「攻撃的なサッカーが見たい」と前政権の崩壊を願っていたが、堅守をモットーにし、ユナイテッド史上最低の支配率を記録したモウリーニョ体制も同じ道をたどってしまうのだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/18(火) 12:41

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