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一時の感情で「親子の縁」を切ってはいけない

東洋経済オンライン 10/18(火) 9:00配信

※ミセス・パンプキンへの子育て・家族関係などのお悩み相談は
専用メール、専用サイトで受け付けていますうそつき癖の母と弟と、どこまで付き合えばよいのか悩んでいます。
私は40代で、結婚後実家を出ています。実家の母は、父親似の私や父の親戚に対する強烈なコンプレックスから、自分の学歴を偽ったり、私や父の親戚をおとしめる作り話を頻繁にする悲しい人です。ですが母はもう高齢なのであきらめ、距離を置いています。
困っているのは、その母に似た弟のことです。ウソをつくのは人を欺いているのではなく、要領が良いだけという考え方を母から植え付けられ、再婚した相手にも多々うそをついています。DVで離婚して元嫁さんが引き取った子供と会えない理由も、元嫁の人格をおとしめる作り話でごまかしています。
母も共犯です。私はそんなやり方で人をだますのは嫌いなので、距離を置いていましたが、弟の再婚相手に会った際、「お義母さんに付き合ってあげないお姉さんは器が小さい」と再婚相手から厳しくとがめられました。
付き合える身内が居なくなるのは寂しいので、今まで弟の再婚相手にも母と弟をかばってきました。しかし正直者の私が、まるで実家の空気を乱す犯人のように扱われ、弟の再婚相手にまで吊るし上げられるいわれはないので、家族をあきらめようかという気持ちになりました。
しかし実家と付き合わない薄情な娘になることには、葛藤があります。弟の本質をバラせば弟はまた離婚されるかもしれませんし、どうするべきか悩んでいます。
鈴元 恵(仮名)

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ミセス・パンプキンからの回答は?

 この場合、弟のお嫁さん(以下義妹)に対し、あなたの“無実の罪”を晴らすのは反対です。白黒はっきりさせて絶縁を通告するべきではありません。必要な時や気になる時はいつでも会える関係を、保つべきです。

 まず、あなたは義妹から吊るし上げられたと考えていますが、そうは考えないようにしましょう。義妹からの言葉は、あなたと実母の関係を心配してくれる、情のある忠告だったと受け止めましょう。

■弟夫婦の不仲になる原因を姉が作ってはいけない

 恵様、前妻に逃げられたうそつきの弟に寄り添い、姑と小姑の関係まで心配してくれるなんて、あなたの義妹は、本当にありがたい人です。あなたが誤解されて、よしんば吊るし上げにあったとしても、それで弟夫婦がうまくいくなら、安いものではありませんか。

 義妹も同じ価値観で、多少のウソは方便か要領のうちと考える人なら、夫婦と嫁姑関係はそこそこうまくいきます。または彼女がこのウソはひどいと気づいたことは、案外彼女の忠告で、弟さんやひょっとして母上も、少しずつでも努力して、ウソをつく回数が減るかも知れません。

 あるいは彼女の気づきによっては、もっと悪い結果につながってしまうかもしれませんが、少なくともそれは、あなたによる暴露が引き金になってはいけません。

 さりとて、弟夫婦が破局する前に、虚言癖は夫婦関係だけでなく、社会生活でも必ずボロが出て、信頼関係を築くうえで致命傷になるものだと言い聞かせても、聞く耳を持っていないはずです。弟さんが何かで頭を打って自ら目覚めるか、義妹が徐々にでも何とかできる時が来るか分かりませんが、今の時点では、あなたが悪者になっておくのが一番です。

 いつの日か、義妹がまともな人なら、あなたのことを理解する日が来るでしょう。その時は二人で愚痴を言い合ったり、共同戦線を張って、二人で彼らに忠告できる間柄になります。それは今ではありません。今は我慢の時と決めましょう。

 もし彼女が気づかなかったら、どうすればいいか。そのときは彼女も、(失礼ながら)同じ穴のムジナということになります。ムジナの言っていることまで気にしていては、人生、前に進みませんよ。

 年をとっても新たに驚くことは次から次とあるものですが、その一つに、今まで何を学んできたのかとあきれるほどの、高齢者が結構おられることです。この期に及んでまだ、歴史的に積み重ねてきたウソの上塗りに励んだり、他人の悪口専門の人を見ると、悲しくなります。

 ここではその困った人を母親に持つ子どもの3つのタイプについて、考えてみたいと思います。

 私が常々不思議に思うのは、母親の筋金入りのウソを、あなたのように、賢明な子たちがどうして見抜けないかということです。母親が悪口を言っている相手と母親の言動を比較して、明らかに母親に非がある場合でも、母親の味方をして、親と一緒になって相手を憎む子どもがいます。親子共々評判悪く、私が最もかかわりたくないグループです。

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最終更新:10/18(火) 9:10

東洋経済オンライン

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北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。