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崖っぷち結婚相談所:好条件でも論外判定?婚活で最も避けたい「典型的な非モテ男」の正体

東京カレンダー 2016/10/18(火) 5:20配信

典型的な結婚できない女、杏子、32歳。

慶應大学卒業後、丸の内の某外資系金融でセールス職に就き、年収は2,000万円を優に超える。

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美人だがプライドが高くワガママな彼女は、男運が悪く全くモテない。さらにハイスペックゆえ、男が近寄りたくない女ナンバーワンとまで噂されている。

婚活に危機感を持ち始めた杏子は、結婚相談所に登録した。婚活アドバイザーの直人からアドバイスを受けつつ、2回目のマッチング相手・正木とは、イイ感じに。しかし、直人からは3回目のマッチングを勧められてしまい...?

キャサリン妃ご愛用の、ISSAのワンピースに身を包んだ杏子。しかし、その心境は...

週末の夕方、杏子は恵比寿のウェスティンホテルに足を運んでいた。3人目のマッチング相手、桜田に会うためである。

杏子は秋らしく、ボルドー色のISSAのワンピースに身を包んでいた。キャサリン妃愛用で有名なこのブランドの服は、長身でスリムな杏子の身体を、さらに美しく上品に演出してくれる。

ドアマンたちが杏子に送る視線は、一段と温かい。当然だ。自分ほどゴージャスに、このハイクラスなホテルのロビーを彩らせる女も、中々いないだろう。

しかし、お気に入りの服を着ても、ドアマンたちに賞賛の眼差しを向けられても、杏子の心はイマイチ後ろ向きであった。

待てど暮らせど、正木からの連絡がなかったからだ。

―あの夜は、一体何だったの...。

正木の抱擁を思い出すたびに、杏子の胸の奥は、ズキンと痛む。

しかしそんな状態でも、傷心に暮れている暇など一切ないと、直人は言った。

他の男のことで胸を痛めながら、新規の男ともマッチングに挑まなければならぬとは、婚活とは、なんと酷な道なのだろう。

好条件にも関わらず、難アリな性格のみが災いする男

マッチングも3度目ともなれば、これまでのような緊張感も、あまりなかった。杏子はいつの間にやら、婚活初心者ではなくなっているようだ。

余裕の足取りで『ザ・ラウンジ』の席へ向かうと、プロフィール写真で見たのと同じ、一本の線だけで成り立ったような幸薄顔の男が、すでに恐縮した面持ちで座っていた。

「...はじめまして...。桜田と申します...。ど、どうぞ、座ってください。」

桜田という男は、消えそうな細い声で言った。目線は斜め下の杏子の肩あたりを向いており、どうやら緊張で杏子を直視できない様子である。

「す、素敵なドレスですね...。とてもお似合いです...。」

「ありがとうございます。」

そんな桜田は、秋と言ってもまだ汗ばむ陽気が続く中、ツイード地のスーツを着て、ネクタイまでしっかりと締めていた。

彼なりの精一杯のお洒落なのだろう。しかし、真新しいスーツは彼の地味な顔にはマッチせずに浮いてしまっている。そして、やはり暑いのだろうか。額にはうっすらと汗が滲んでいた。

正直、今までの飯島、正木と比べると、桜田は論外と言えるほど、全く杏子のタイプではなかった。

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最終更新:2016/10/18(火) 5:20

東京カレンダー

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