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「孤独のグルメ」で人気の鉄板中華 荒木町の新店「遊猿」でも楽しめる!

CREA WEB 10/18(火) 12:01配信

前菜は少しずつ盛り合わせがおすすめ!

「孤独のグルメ」で取り上げられ、いきなり予約の取れない店になった、青山の鉄板中華「シャンウェイ」。

 そこで10年ほど修業し、仕上げに神楽坂のこれまた人気中国料理店「ENGINE」でフロアサービスを学んだ大内誠也さんが2016年9月2日に、荒木町車力門通りに新店「遊猿」を開店しました。

 店はビルの2階ですが、入るとウッディな山小屋調。天井が高くて妙に落ち着ける雰囲気です。テーブル18席、カウンター6席ですが、少人数ならなんといってもカウンターが特等席。というのも、カウンターの真ん前にシャンウェイと同じように、大きな鉄板が鎮座しているからです。

 その日のメニューは黒板に書かれていますが、20種類近くあるので、初めて訪れると迷ってしまいます。するとシェフが「美味しそうな前菜を少しずつ盛り合せにしましょうか」とサジェスチョンしてくれました。

 素直に従ったら大当たり。「ウニゆば」や「蒸し鶏の香味ソース」などのメニューが盛り合せに。少しずつといっても、ふたりなら十分な量の前菜が盛られて出てきて、ビールを飲みながらいただくには最高です。

 これで一息ついて、あらためてゆっくりとメニューを眺めました。内容はその日の仕入れ次第ということですが、料理はENGINEよりも、修業先のシャンウェイ寄りのようです。

〆には裏メニューの烏龍炒飯を!

「フカヒレと干し貝柱の春巻」(800円)や「はまぐりと黄ニラのピリ辛炒め」(1,350円)は厨房のハイカロリーバーナーで作りますが、「大餃子」(一個200円)や「鉄板スペアリブの豆鼓炒め」(1,890円)を注文すると、目の前の鉄板を使って仕上げるんだそうです。

 ならば、と餃子を頼むと、カウンターの脇にある巨大な蒸し器で蒸しあげ、鉄板の上に移してこんがりと焼き目をつけ、ソースをかけて仕上げます。そんな様子が目の前で見られるのですから、たまりません。見ているだけでお酒が進んでしまいます。

 そうそう、お酒はビールや紹興酒のほかにワインもハイボールやあんず酒、ソフトドリンクもありますから、誰といっても問題ありません。

 いろいろ頼んだらけっこうお腹がいっぱいになって、最後の〆をどうしようかと思案していたところ、またもやシェフから、

「〆は黒板には書いていないんですが、シャンウェイの名物だった烏龍炒飯はどうですか」

 とすすめられました。鉄板の上で、香り高い凍頂烏龍茶と金針菜、ネギ油だけでシンプルに仕上げ、最後にパリッとしたおこげが乗っかった炒飯は、たしかに以前、シャンウェイで食べた懐かしい味。炒飯なのにさっぱりとした食感です。

 開店当初は様子を見ていたランチも現在は始めていて、これがまたお値打ち。

「サラダバー」がついて1,100円と、一見高そうですが、このサラダバー、手がかかったサラダが8種類以上あってお替りも自由。メインの料理もたっぷりあって、スープも美味しい。

 これは昼夜、通ってしまいそうです! 

遊猿
所在地 東京都新宿区荒木町6-39 GARDEN TREE 2F
電話番号 03-6274-8987
営業時間 11:30~15:00(14:30 L.O.)/18:00~24:00(22:30 L.O.)、土曜・祝日 18:00~24:00(L.O. 22:30)
定休日 日曜
予算 6,000円前後
[2016年9月訪問]

小暮ひろみ(こぐれひろみ)
東京都生まれ。ライター&エディター。食業界全体にネットワークを張り巡らせ、「初物を逃すな」を合言葉に話題の店の一番乗りレビューに燃える。

小暮ひろみ

最終更新:10/18(火) 12:01

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