ここから本文です

ロンドンと東京、ファッションも価値観もこんなに違う

NIKKEI STYLE 10/19(水) 7:47配信

 こんにちは。kay me(ケイミー) ファウンダー兼リードデザイナーの毛見純子です。
 kay me は2011年に私が立ち上げた「一瞬で華やか ずっとラク」をコンセプトとした働く女性のための仕事服ブランドです。創業から5年、この夏から本格的に英国ロンドンに活動拠点を移し、海外展開を始めています。
 第3回の今回は、ロンドンファッションと東京ファッションの違いについて感じることをレポートしたいと思います。

■「右向け右!」が通用しないロンドン

 ロンドンに来て、まず感じるのは、ここに住み働いている人たちがまさに世界中から集まっているということ。中東、東欧、アフリカ、南米、アジア(特に中国とインド)、北米……。そのため、着ている服のテイストもバラバラ。エリアだけでなく国ごとにも服装のテイストは違うようです。例えば、日本で見かける東アジア圏からの人でも、中国の方か、韓国の方か、日本人なのか服装によってだいたい見分けることができませんか?
 人が身に着けているファッションは、その国のファッション業界が提供するテイストやトレンド、品質を知らず知らずのうちに標準にしています。これは意外と自覚されていません。食の好みと同じで、大人になって急に違うテイストの服装が大好きになるということもなかなかないのではと感じます。ロンドンは、1つのトレンドがファッション全体に影響を与えるというのがとても難しい都市だと思います。

 一方、東京に住んでいると季節ごとのファッションのトレンドを道行く女性から感じとることができます。おそらくパリやミラノやNYのデザイナーズブランドのトレンドから、ファッション業界(メーカーやプレス)が日本に受け入れやすいトレンドを決めて投下しているからでしょう。昨今ではガウチョパンツやチェスターコートなどがすぐ思い浮かびます。そして、トレンドアイテムを毎シーズン買う経済力もまだまだあるし、自己主張よりも周囲と同じであることを重視する日本では、ファッショントレンドの「右向け右」が非常に通りやすい素地をもともと持っているのでしょう。

 余談ですが、ロンドンのファッション雑誌はそもそも日本ほど対象セグメント(年齢や職業、経済的背景など)によって細かく分けられていません。内容も、日本のようにトレンドファッションの1週間コーディネートといった類はほぼなく、どちらかというとセレブリティーへのインタビューやゴシップなど「人物」にフォーカスしたページの割合が多いように感じます。

1/2ページ

最終更新:10/19(水) 7:47

NIKKEI STYLE

記事提供社からのご案内(外部サイト)

ライフスタイルに知的な刺激を。
生活情報から仕事、家計管理まで幅広く掲載
トレンド情報や役立つノウハウも提供します
幅広い読者の知的関心にこたえます。

なぜ今? 首相主導の働き方改革