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【J1】ラスト3節の対戦相手も丸分かり。“優勝&CS出場権争い”の見どころは?

SOCCER DIGEST Web 10/19(水) 6:00配信

ステージ優勝だけでは大きなメリットが得られない。

 第2ステージの優勝争いと言っても、もしかしたら一部の選手たちはピンときていないのかもしれない。実際、10月1日のJ1・第2ステージ14節でG大阪に4-0と大勝した浦和の柏木陽介も、次のようにコメントしていた。
 
「引き分けでもいいというスタンスで試合に臨んでいる。たとえ川崎が勝っても、うちが負けなければチャンスはありますから。(中略)慌てない、攻め急がない。今は追いかけている立場なので、落ち着いてプレーできている」
 
 G大阪戦の前から浦和が第2ステージで首位に立っていながら、なぜ「今は追いかけている立場」なのか。柏木のコメントはつまり、年間勝点を意識したものなのだ。
 
 年間勝点は第2ステージ残り4節の時点で、川崎が1位、浦和は2位だった。そのうえ、浦和がG大阪を下した段階で同日のナイトゲーム・神戸×川崎戦はまだ行なわれていなかったので、柏木は「追いかけている」と言ったのだ(その後、川崎が神戸に敗戦。年間勝点で浦和が1位に)。
 
 昨季以上に年間勝点を重視したレギュレーションに変更された今季のチャンピオンシップ(以下CS)は、ステージ制覇しただけでは大きなメリットが得られない。
 
 CSの大会方式に目を向ければ、「年間勝点1位のチームは常に決勝へシードされる」、「準決勝と1回戦の試合会場は年間勝点上位チームをホームにする」ところまでは昨季と同じなのだが、「勝敗の決定方法」が違う。
 
 一発勝負の1回戦と準決勝のそれは、「90分間(前後半各45分)の試合を行ない、勝敗が決しない場合は年間勝点上位チームを勝者とする」。ホーム&アウェー方式の決勝のそれは、「2試合が終了した時点で勝利数が多いチームを優勝とする。2試合が終了した時点で勝利数が同数の場合には、次の順で決定する。①2試合の得失点差、②2試合におけるアウェーゴールの差、③年間勝点1位チーム」というものだ。
 
 昨季からの変更点をひと言で表わすなら、「延長戦の廃止」になる。昨季のCS準決勝では年間勝点3位のG大阪が埼玉スタジアム2002で同2位の浦和を延長戦の末に下したが、90分間(決勝は180分間)で決着がつかない時点で年間勝点上位チームの勝利になる今季は理論上、いわゆる下剋上が起きにくい。
 
 リーグチャンピオンへの近道は年間勝点1位──。となると、年間勝点ですでに3位以内を確定し、CSの出場権を手にしている浦和と川崎にとっては第2ステージ優勝よりも年間勝点1位のほうがプライオリティは高いはずだ。
 
 1位・浦和と2位・川崎の年間勝点差は、残り3節でわずかに“1”。リーグ4連勝中の浦和がこのまま逃げ切るのか、直近の5試合は勝ち負けを繰り返す川崎が勢いを取り戻して巻き返すのか。リーグ終盤の最大の見どころは、年間勝点1位の座を巡る両雄のデッドヒートになる。
 
 次の15節が行なわれるのは10月22日。代表戦(同6日のイラク戦、同11日のオーストラリア戦)、ルヴァンカップ(同5日、同9日の準決勝、15日の決勝)を挟んで再開されるわけだが、3週間に及ぶこの“中断期間”の過ごし方も浦和と川崎の命運を分ける大きなターニングポイントになるかもしれない。

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最終更新:10/19(水) 18:14

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