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新宿-東京間、乗るなら中央線か丸ノ内線か

東洋経済オンライン 10/19(水) 5:00配信

 ライバル鉄道というと、多くの人はどんな路線を想像するだろうか。「湘南新宿ラインと東急東横線」「中央線と京王線」「東海道線と京浜急行線」といった、東京とその近郊を結ぶJRと私鉄各線のことを思い浮かべる人が多いのではないだろうか。

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 だが、東京山手線内にもライバル鉄道はある。東京メトロや都営地下鉄とJRの競合関係だ。たとえば、新宿駅から東京駅に向かうには、乗り換えなしで1本で行けるルートが2つある。ひとつはJR中央線。もうひとつは、東京メトロ丸ノ内線だ。

■実は丸ノ内線のほうがまっすぐ

 新宿から東京へのルートとしては中央線快速が圧倒的にメジャーなだけに、丸ノ内線? と思う人も多いかもしれない。一般的には、あまりライバルとは考えられていない路線だろう。だが、中央線が大きくカーブを描いた迂回ルートなのに対して、実は丸ノ内線は比較的まっすぐなのだ。実際のところ、所要時間にはどの程度差があるのだろうか。

 新宿駅から丸ノ内線に乗ってみよう。新宿から四ツ谷の間、中央線は四角形の三辺をたどるようにして走っているが、丸ノ内線はほぼ一直線に走っている。四ツ谷駅は地上にあるが、実はこの駅の構造が面白い。丸ノ内線では東京駅へ向かう列車は南側を先頭にするのに対し、中央線は北側が先頭になるのだ。

所要時間の差は4分

 丸ノ内線は四ツ谷を出ると国会議事堂前、霞ケ関、銀座と進み、東京に到着する。新宿駅からの所要時間は18分。各駅停車の列車であることを考えると、なかなかのスピードで走っているといえるだろう。新宿―東京間の車内を見ていると、ずっと座っていて動かない人も時折見る。新宿からの移動に使っている人もそれなりにいるのではないだろうか。ちなみに距離は7.9キロ、運賃は195円。1カ月分の通勤定期は7320円だ。

 一方、この区間のゴールデンルートといえば中央線快速だ。こちらも丸ノ内線と同様に高頻度の運転である。こちらの所要時間は14分。快速運転だから速達性があるのは当然だが、大きくカーブしている路線のため、東京から新宿までの距離は10.3キロあり、メトロよりも実は長いのである。運賃はICカード利用で194円。メトロとたった1円の差しかない。もっとも、1カ月の通勤定期では5820円となり、こちらのほうがだいぶ安い。

 速さで比べればやはり中央線に軍配が上がるが、丸ノ内線のほうが使いやすい場合もある。たとえば早朝だ。新宿駅から東京駅に向かう場合、朝6時台の中央線快速は特快1本を含め9本。これに対し、丸ノ内線は16本運転されている。また、丸ノ内線は他の路線との乗り入れがないことから、中央線に比べてダイヤが乱れにくいことも特徴だ。

■東京-池袋はどっちが速い? 

 丸ノ内線は、池袋駅と東京駅の間でもJRと競合している。こちらでライバルとなるのは山手線だが、この区間では丸ノ内線が圧倒的に速い。東京駅から乗車すると、後楽園あたりから茗荷谷まで地上区間を走り、再び地下に入るとすぐに池袋。所要時間は16分で、距離は8.7キロだ。

 一方、山手線を利用した場合、池袋―東京間の距離は12.3キロ、所要時間は25分。山手線で池袋から新宿に向かい、同駅で中央線快速に乗りかえても同程度の時間がかかり、階段の上り下りにかかる手間を考えると選択肢にはなりにくい。運賃は194円で、1カ月の通勤定期では5820円となる。

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最終更新:10/19(水) 12:25

東洋経済オンライン

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