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日ハム・大谷翔平選手の来季年俸は「19億6千万円」が妥当。 (多田稔 中小企業診断士)

シェアーズカフェ・オンライン 10/20(木) 7:12配信

今年のプロ野球も、両リーグの日本シリーズ出場チームが決まり、いよいよ大詰めになってきました。セ・リーグは25年ぶりリーグ優勝の広島、パ・リーグは最大11.5ゲーム差を逆転した日本ハムが、22日から雌雄を決します。

巨人・阪神といった人気チームが出場しないとはいえ、今年の日本シリーズは見どころが満載です。その中でも最大のものは、日本ハムの大谷翔平選手がどのような活躍を見せてくれるかでしょう。

大谷選手は今季、同一シーズンで投手として10勝、打者として20本塁打という史上初の離れ業をやってのけました。この活躍を受けて、気の早いメディアの中には大谷選手の来季年俸を予想、というか憶測した記事を載せているものもあります。その多くは、過去の事例やチーム内のバランスを考慮して、今季推定2億円からの倍増あたりが落としどころと見ているようです。

しかし私は、まったく違う観点から、大谷選手の適正年俸はこんな額ではないと考えています。今回はその根拠をご説明します。

■大谷選手は“優良投資資産”
ご存知の方も多いと思いますが、大谷選手はもともとアメリカ・メジャーリーグでのプレーを希望していた選手です。今年の活躍で自信を深め、その思いはますます大きくなっているのではないでしょうか。

日本のプロ野球選手がメジャー球団と交渉するためには、海外フリー・エージェント(FA)権を取るか、ポスティング(入札)制度を利用するしかありません。大谷選手にとっては、取得に時間のかかるFAよりポスティングの方がはるかに魅力的な制度でしょう。また、球団にとっても選手を取られるだけのFAより、譲渡金という名の移籍料を設定できるポスティングの方が好都合です。

これらを合わせて考えると、来年開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で華々しく大谷選手を活躍させ、市場価値を高めた上で来オフにポスティング――という一部で囁かれている流れは、かなり実現性の高いシナリオだと思います。

現在のポスティング制度は2012年に制度変更があり、それまで自由に設定できた譲渡金に2,000万ドル(約20億円)という上限が設けられました。この新制度になってからポスティング移籍したヤンキースの田中将大投手、ドジャースの前田健太投手は、いずれも上限いっぱいの2,000万ドルで契約成立していますので、よほどのことがない限り、大谷選手も2,000万ドルで契約成立になる可能性が濃厚です。

これをビジネス的に見ると、大谷選手は、「1年後に20億円で売却できることが確実な投資資産」と考えることができます。

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最終更新:10/20(木) 7:12

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