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ドラフト「複数球団」指名選手はプロで大成せずの怪ジンクス

女性自身 10/20(木) 6:02配信

 今年、かつて大学BIG3と騒がれた大場翔太(中日)と長谷部康平(楽天)が揃って戦力外に。新旧交代の著しいプロの世界では、大物ルーキーも生き残りに苦労する。

 大場翔太は、2007年、オリックス、横浜、阪神、日ハム、巨人、ソフトバンクの6球団から指名された。入団したソフトバンクでは、85試合で15勝21敗。防御率は4.39だ。

 また、長谷部康平は、同じく2007年、中日、広島、ロッテ、西武、楽天の5球団から指名され、楽天へ。110試合で11勝19敗3セーブ。防御率は5.37だった。ほかにも、

・高野光 (1983年)4球団指名 防御率 4.08
・近藤真市(1986年)5球団指名 防御率 3.90
・川口知哉(1997年)4球団指名 防御率 3.75
・佐藤由規(2007年)5球団指名 防御率 3.52
・斎藤佑樹(2010年)4球団指名 防御率 4.02
・大石達也(2010年)6球団指名 防御率 3.59

 といった具合。
 1965年に始まったドラフトで、4球団以上から1位指名された投手は16人。だが、それに見合った活躍をしたのはわずかなのだ。

 元横浜DeNAスカウトの中塚政幸氏(71)が解説する。

「悩ましいのは、精神面まで見極められないこと。入っただけで浮かれてしまうような子は、将来絶対に伸びません。スカウト歴17年で言えることがひとつ。それは、監督さんに『この子の性格はどうですか?』と尋ねて、『いい子ですよ』と月並みなことしか言わないケースはダメ。ちょっと破天荒なほうが活躍する」

 4球団に1位指名された元オリックス川口知哉氏(37)も、プロの厚い壁に阻まれた。

「やれる自信はあったが、キャンプに参加して、格の違いを痛感させられた。周りの重圧を受けるたびに投げ方が変わり、フォームを崩し、自分を見失ってしまった。それに、シーズンを通して戦う体力、肩の体力もなかった」

 元ロッテの捕手・里崎智也氏(40)も、体力面を強調する。

「いちばんはスタミナ。アマも一年プレーしているといいますが、大会に合わせて調整できる。プロは半年間、毎日のように試合がある。パなら札幌から福岡までの移動もある。

 そうした環境のなかで、つねに一定のパフォーマンスが出せるかどうか。

 僕は新人投手を見るにあたって目安があり、先発なら直球を含め、3種類以上の球種を持っていること。すべての球種がいいときなんてほとんどありませんが、3つあればひとつダメでも抑えられる。中継ぎ抑えは2つでいい。ひとつがダメでも、1イニングはしのげますから」

 今ドラフトの目玉はMAX156kmを誇る、創価大の田中正義(22)。はたして何球団から指名され、どれだけ活躍できるのか――。

(週刊FLASH 2016年11月1日号)

最終更新:10/20(木) 6:02

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