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自動車、製造の常識が根底から変更…「炭素繊維」納品めぐる死闘の幕開け

Business Journal 10/20(木) 6:04配信

 帝人が三菱ケミカルホールディングス(HD)に逆転勝利した。帝人は、米自動車部品大手コンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス(以下、CSP)社を840億円で買収すると発表。帝人による企業買収では過去最大となる。今年12月にCSP社の全株式をファンドなどから買い取り、完全子会社にする。

 CSP社をめぐっては、三菱レイヨンが提携に向けて協議中だった。三菱ケミカルHDは今年3月、傘下の三菱レイヨンが年内にCSP社と合弁会社を設立し、炭素繊維を使った自動車向けの複合部材の製造・販売を始めると発表していた。

 その後、CSP社の株式の6割を持つ米投資ファンドの意向で、会社自体を売却することに方針転換、間隙を縫って手を挙げた帝人が奪う格好になった。帝人に油揚げをさらわれた三菱ケミカルHDは、「別の形で北米の自動車事業を検討する」とコメントしている。

 CSP社は1969年設立で、米ミシガン州に本社を持つ。米国や欧州、メキシコ、中国などで、ガラス繊維の複合材料を使った車の前方部分のフードやフェンダーなど外観部品の製造・販売を手掛ける。

 シート・モールディング・コンパウンドという技術を使った複合材料では、世界シェアの50%以上を占める。納入先は、米クライスラー、フォード、ゼネラルモーターズ(GM)、北米トヨタなど。自動車メーカーと直接取引する「ティア1(ワン)」と呼ばれる一次部品会社で、従業員は3200名、2015年12月期の売上高は646億円(1ドル102円で換算)だ。

 帝人は炭素繊維強化プラスチック事業との相乗効果を狙っている。世界各国で環境規制が強化されるなか、自動車の車体軽量化の流れが鮮明になるとみてCSP社の買収に踏み切った。完成車メーカーと直接取引できる「ティア1」になることで、自動車部門の売り上げを伸ばすことができる。

●炭素繊維の市場は2020年に2倍に拡大

 炭素繊維の世界市場は拡大している。東レの推計だと、15年に世界で6万トンの需要だったのが、20年には10~12万トンまで増加するとみられている。

 炭素繊維の長所は軽くて強いこと。重さは鉄の4分の1だが強度は10倍。用途は航空機、風力発電のブレード(羽根)、天然ガスの圧縮タンクのほか、テニスラケットやゴルフクラブのシャフトといったスポーツ用品まで幅広い。

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最終更新:10/20(木) 6:04

Business Journal

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。