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星野源、ファン殺到で両親のジャズ喫茶が閉店 「逃げ恥」開始から2週間

デイリー新潮 1/6(金) 6:00配信

 人生訓めいた題名を戴いたばかりに、実人生も試練にさらされたわけでもなかろうが――。ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)で新垣結衣(28)と共演、人気が弾けた星野源(35)だが、その間、両親はジャズ喫茶を畳んでしまっていた。恥を忍んで逃げたのか? 逃げてなにかの役に立ったのか? 

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 なにしろ、この秋から各局が繰り広げた連続ドラマの視聴率鶏(チキン)レースで、「逃げ恥」は、初回の10・2%が、第10回には17・1%にまで上昇。比例して星野人気も上り続けたのだが、ただし、シンガーソングライターや物書きでもある星野は、ここ数年はそれなりの売れっ子であった。

「2010年に放送されたNHKの朝ドラ『ゲゲゲの女房』に、源くんが出演しているのに気がつき、それを伝えると、おかあさんはうれしそうに“おかげさまで”と言っていました」
 そう語るのは埼玉県蕨市のとある住人。実は、星野の両親は埼玉県蕨市で「Signal」というジャズ喫茶を営み、この人は店の常連だったのだ。

「豆が10種類くらいあって、本格的なコーヒーが楽しめ、マスターの手作りピッツァも絶品。ジャズのレコードコレクションは数千枚はあって、3つの大きなスピーカーからすごくいい音を出していました」(同)

 というから、こだわりの店である。星野家に詳しい人物が来歴を語るには、

「源くんのお祖父さんは川口市内で八百屋を営み、一時、源くんのお父さんが継ぎましたが、お祖父さんが亡くなると畳み、10年ほど前、自宅1階に夫婦共通の趣味であるジャズを活かせる店を開いたんです」

 八百屋から逃げたことが、趣味を活かす仕事を始める役に立った、ということのようだ。そのうえ息子も売れっ子になって万々歳かと思われたが、先の常連客によれば、にわかに暗雲が漂いはじめたとか。

■「疲れてしまった」

「15年に源くんが紅白歌合戦に出場してからです。それまではジャズ好き、コーヒー好きがゆったり寛げる場所で、昼間は常連客が2、3人、夕方をすぎると数人という客数だったのが、源ファンの20代の女性が席をほぼ埋め尽くすようになってしまった。店の周囲を360度回って写真を撮っていく人も増えましたね」

 別の常連客によれば、星野の両親は「寡黙な職人気質」だそうで、

「マスターの口から息子の名前が出たのは、12年に源くんがくも膜下出血で入院したときだけ。2、3年前の正月、源くんが店のカウンターに座ってコーヒーを飲んでいるのを見たことはありますが、店で源くんの曲を流すのを聴いたことはない。夫婦の“神聖な店”を息子と結びつけてとらえられるのが、嫌だったのではないでしょうか」

 だが、星野ファンの“聖地”と化した店には“巡礼者”が引きも切らず訪れ、「逃げ恥」が始まって2週ほど経って、入口のドアに紙が貼られたのである。

〈10月22日を持ちまして閉店致しました/長らくのご愛顧/ありがとうございました/Signal店主〉

 その後、最初に登場した常連客が、道で星野の父に会ったという。

「“とにかく忙しくて、疲れてしまったので、閉めることにしました。身体がついていけないので。これからはのんびりしようと思います”と言っていました」

 恥でも“巡礼者”から逃げたことで、せめて「のんびり」とした老後の役には立ったかもしれない。

ワイド特集「夜明けの鶏(チキン)レース」より

「週刊新潮」2016年12月29日・2017年1月5日新年特大号 掲載

新潮社

最終更新:1/16(月) 18:37

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