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有安杏果 詞やメロディーを考えるときは本当に苦しい

NIKKEI STYLE 1/10(火) 14:31配信

「1億人いれば、1億作品できる面白さがある」

有安さん:例えば「包む」というテーマをもらったとして、パッと思いついて作る方? それとも「どうやって作ろう」って悩む方?

大和田さん:しおりちゃんはパッと作る方で、石川くんは考える方だよね?

石川くん:そうですね。いろいろとアイデアを出して、その中からどれにしようかなと考えます。

大和田さん:私は考える派。「包む」の時は、まず「包む」という言葉の意味を調べてから、頭で考えて作りました。

有安さん:私も考えちゃう方だな。トーク番組で「最近、面白かったことは?」なんて聞かれても、すごく考えちゃうんですよ(笑)。ウチのメンバーは「なんとか!」ってすぐに答えるから、いつもすごいなあって思うんだけど。

弓野さん:私も、思いついたものを1回ノートに全部書き出して、土で作るのならこれが面白いんじゃないか、というものを作っているんですけど……。

有安さん:考えているんだね(笑)。

弓野さん:一応(笑)。

有安さん:そういう作り方も含めて、個性が面白いというか。同じ「包む」というテーマでも、1億人いれば1億パターンの作品ができるところが、芸術の面白いところだと思う。

「悩んで作って、完成が見えた時が好き」

有安さん:アイデアを考えるときと、手を動かしているとき、完成したときでは、どの段階が一番好き?

弓野さん:私はアイデアを考えているときです。これがいいかな、あれがいいかな、と悩んでいる時間も楽しくて。

大和田さん:うらやましい(笑)。私は考えているときはもう、苦しくて。「何を作ったらいいか……」って頭を抱えています。

石川くん:僕は最初に考えた設計図を、忠実に再現できたときがうれしいです。

有安さん:芸術家肌とか職人肌とか、タイプがあるんだろうね。私は大和田さんに近い気がする。完成するときが一番楽しい。例えば曲作りも、詞やメロディーを考えるときは本当に苦しくて、「もう、どうしたらいいのー、わかんないっ!」って状態になっている(笑)。レコーディングの段階でも、正解がないからまた「わかんないわかんない!」となっちゃって……。だから「これだ!」って、完成形が見え始めたときが、一番楽しい。


 話す言葉に力がこもる有安さん。実はこの取材が行われた頃、有安さんはソロコンサートの準備中だったのです。

 次回は「誰のための芸術?」「仕事とやりたいことの両立は?」などディープになっていく座談会の続きをお届けします。

 そして陶器もいよいよ完成。有安さんが作って、大和田さん、石川くん、弓野さんが色をつけて焼いた笠間焼はどんな仕上がりになったのでしょうか。


※NIKKEI STYLEの「ももいろトラディショナル」( http://style.nikkei.com/monotrendy/DF010620160262 )では、ここには載せきれなかった写真や動画を多数掲載しています。


◇  ◇  ◇  

【連載】ももいろトラディショナル/ももクロVS伝統工芸

【第4シーズン】有安杏果VS笠間焼(茨城県)
 第1回 笠間焼に挑戦 絶対崩れちゃいそう
 第2回 手が小さいと陶芸も楽器もホントに不便
 第3回 「ああ、めっちゃムズい」 心が折れそう
 第4回 完成が見えるまでは苦しいけれど

【第1シーズン】佐々木彩夏VS越前漆器(福井県)
【第2シーズン】玉井詩織VS万祝(千葉県)
【第3シーズン】高城れにVS江戸切子(東京都)

●ももいろクローバーZ

 百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、有安杏果、佐々木彩夏で構成されるアイドルグループ。2008年5月に結成(当時のグループ名は「ももいろクローバー」)。観客数十人の路上ライブからスタートし、わずか6年で国立競技場ライブを実現。大会場のコンサートと並行して、小さな会場でのライブやユニークなイベントなども積極的に企画、ファンを驚かせ、楽しませている。2月8日には、日産スタジアムに2日間で11万人以上を集めたライブを収録したブルーレイ「ももいろクローバーZ 桃神祭 2016 ~鬼ヶ島~ LIVE Blu-ray」が発売される。


●有安杏果

 1995年3月15日生まれ。埼玉県出身。幼少期から子どもタレント、キッズダンサーとして活躍。2008年、中学1年生のときにスターダストプロモーションにスカウトされる。09年に、ももいろクローバーへ加入し、現在に至る。イメージカラーは緑。16年には横浜アリーナで1万人規模のソロコンサートを成功させ、楽曲制作にも携わったミニアルバムも発表した。来年の6月から7月には東名阪3会場で初のソロツアーを行う予定。

●ももいろトラディショナル

 デビュー当時のコンセプトが実は「和をモチーフにしたアイドル」だった彼女たちが、日本の伝統工芸を学ぶ連載。メンバーが伝統工芸の仕事現場を訪れ、作る過程を勉強し、実際にもの作りを体験。さらにその道で頑張っている同世代の若者と夢や目標を語り合うという詰め込みすぎな企画です。

(文 泊貴洋/写真 中川真理子/ヘアメイク 谷川一志=kind/企画協力 佐々木健二=ジェイクランプ)

NIKKEI STYLE

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最終更新:1/10(火) 14:31

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