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オバマ大統領が「最後の演説」で語ったこと

東洋経済オンライン 1/11(水) 14:10配信

 米国のバラク・オバマ大統領は10日夜(日本時間11日午前)、シカゴで行った公式には最後の演説で、支持者たちに対して「あなたたちがChange(変化)そのものだった」と語りかけ、1月20日に次期大統領に就任するドナルド・トランプ氏への平和的な政権移行を訴えた。

【動画】オバマ大統領の最後の演説の様子

 「米国のこれまでの成功は、前向きな姿勢や行動、すべての人を受け入れるという建国以来のモットーを広げることによってもたらされてきた」

 オバマ大統領は、過去8年間の自身の実績についてこう語った。

 「もし私が8年前に、米国が経済危機から脱し、自動車産業を復活させ、米国史上最も長く続く雇用創出をさらに促進させると言ったら、もし私がキューバの人々と新たなページを開き、戦わずにイランの核兵器開発をやめさせ、911の首謀者を見つけ出すと言ったら、もし私が同性婚を合法化させ、健康保険に加入していなかった米国民2000万人に対して保険に加入する権利を与えると言ったら――もし私がこのすべてを成し遂げると言ったら、あなたは私たちの目標はちょっと高すぎると言っただろう」

■「政治は私たちの良識を反映しなければいけない」

 「だが、これはすべて私たちが成し遂げたことだ。私たちがやったことだ。あなたたちが人々に希望に応えてくれた。あなたたちのおかげで、私たちが(政権を)始めた頃に比べて米国はほとんどすべての面においてベターで、強い場所になった。あと10日で、世界は私たちの民主主義の証しをこの目でみることになる。(ブーイングに対して)いやいや、そうじゃなくて。私が言いたいのは、自由な選挙によって選ばれた大統領から次の大統領へ権力が平和的に移行する瞬間が訪れるということだ。私は、ブッシュ前大統領がそうしてくれたように、トランプ次期大統領に政権がスムーズに移行するよう全面的に協力する」

 「未来は私たちのものであるべきだ。しかし、そのポテンシャルは民主主義がきちんと働かないかぎり、花を咲かせることはない。私たちの政治が私たち国民の良識を反映しなければいけない。そして、所属する政党や自分たちの主義にかかわらず、私たちのすべてが、私たちがいま最も必要としている共通の目的意識を取り戻さなければいけない」

 この日の演説には、ファーストレディのミッシェル・オバマ夫人やジョー・バイデン副大統領とジル夫人のほか、就任以来オバマ大統領を支えてきたホワイトハウスや、選挙スタッフも参加していた。

ロイター

最終更新:1/11(水) 18:20

東洋経済オンライン